ラ・ビュット・ボワゼ(仏)自由が丘  


落ち着いた一軒家で頂く、芸術的な自然派フレンチ

今日は7月では史上最高という猛暑の中、自由が丘まで足を運んだ。
そしてまたしてもグルメの友人のお陰で、素晴らしいランチ体験をすることが出来たのでした。やや駅から離れているようだけれど10分ほどで歩けます。でも夏のランチはタクシーを使った方が良いでしょう。

場所は閑静な住宅街の、邸宅といっていいほどの素敵な洋館の一軒家をレストランに改築しているので、
緑も多く、静かでくつろげます。ちょっと橋本屋敷(乃木坂)に、入った感じの雰囲気が似ているかしら。まるで軽井沢辺りまで避暑に来たかのようなリゾート気分が味わえます。ここでしばらく泊まって生活してみたい!と思わせるような素敵なお屋敷です。行ってみるだけの価値は十分にあります。

場所の素晴らしさもさることながら、お料理が大変素晴らしい。特に感動したのは、その芸術的ともいえる盛りつけ。まるでアートのようで、食べてしまうのが気が引けるほど。
螺旋状の有田焼は特別に焼かれたもので、その不思議な渦巻き状のお皿に、前菜が溶け込むように載っているのです。これだけで、そのこだわり度にびっくりしてしまう。。そして素材もとても新鮮で美味しい。

とてもフレンチとは思えないほど、素材を生かした味付けになっており、食べ終わって体が爽やかになるのでした。(この間行った葉山庵と趣向がよく似ていて、私好みなんですね)メインのお魚も二種類出て、これがまた素晴らしいガラスの器に盛ってあり、とにかく美しい。見ているだけで幸せ、食べて幸せと満足の二重奏を奏でます。

デザートはフルーツが可愛らしく踊っていて美味しい。仕事がきっちりとして細かいのです。たとえば、ミントの葉っぱでブドウの実などが通してあったりするのです。こだわりを感じます。凄いというか、偉いです。

しかも今日は何かの手違いで、予約が取れてなかったらしく、そのお礼としてロゼのスパークリングが付いたので、とても幸運でした。しかも食事中にその席に好きなだけいてもいいことになり、結果としてドリンクをご馳走になった形でした。感謝です!とても親切な感じの良い人達でした。トータルで2時間半くらい長居しちゃいました。また絶対特別な日に行きたいお店です。

ちなみにお値段は一人3700円と決してお安くはないですが、あの内容を考えると決して高くありません。それほど幸せにしてくれるからです。大切な人と行って欲しい特別なお店だと思います。

その洗練されたこだわり度、おしゃれ度、芸術度で満点を付けたいお店でした。感謝です。

Posted: Tue - July 20, 2004 at 10:41 PM      


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