ドン・キホーテ全幕 日本バレエ協会 神奈川県民ホール 


バレエ協会主催の第22回公演  主演 岩田唯起子 ・黄凱(ファン・カイ)

初めてドンキホーテの全幕を通して観たが、楽しかった。特に目を惹いたのが、バジルを踊る黄凱。東京シティバレエ所属で上海のバレエ団出身。彼がとても素晴らしく、一番光っていたように思う。なんとも言えない艶めかしさがあり、女性の踊り手よりも目を惹くほどに、その肢体や動きが美しい。思わずうっとり見とれてしまう。少し宝塚を思わせるようなスター性も十分に兼ね備えている。一度観ただけですっかりファンになってしまったほどである。

舞台のほうは、演出が楽しく盛りだくさん。コミカルな動きが観客を笑いに誘う。フラメンコ好きの私としては少しフラメンコ風の動きが入っていたりして嬉しく、スペイン風衣装もめちゃくちゃ可愛らしかった。男性陣が闘牛士に扮して踊る所は華やかさが一段とアップして華やかなショーを観ているかのようだった。スタダン所属の福島昌美先生もキトリ友人として出演されており、やはり上手だった。楽しい舞台でした。

 余談ですが、この日は朝から酷い筋肉痛による腰痛で、体が全く動かなかったけれど、なんとか車で連れて行ってもらえたので観ることができました。感謝です。

Posted: Sun - January 16, 2005 at 11:39 AM      


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